■6月の委員会で「継続審査」になった請願、委員会で不採択に。なぜ?
市民からの「「市民の知る権利」である情報公開制度を守るための請願」
(請願事項)
1 「愛西市情報公開条例」、「愛西市自治基本条例」、「愛西市議会基本条例」に基づき、市民の知る権利を守り、議会として情報公開を推進すること。
2 市側に、どこの部署も条例に基づき正確な判断ができる「運用マニュアル」を整備させること。
3 南館に情報公開ブースを設置し、公文書一覧などを置き、だれもが情報公開請求しやすい環境を、市側に整えさせること。
(請願の理由)
1 一議員の発言により、情報公開制度が後退してはならない。「愛西市議会基本条例」が議会運営に浸透していない。議員自らが作った「議会基本条例」を遵守し、すすめるべきだ。
2 「愛西市情報公開条例」を職員が運用するにあたっての十分な「運用マニュアル」が整備されていないことが明らかになった。
3 他市では、市民コーナー等を設置し、市民が情報公開しやすい情報提供をしているが、愛西市では環境が整備されていない。
●6月の委員会での請願審議は・・・
紹介議員であるみつこも委員からの質問に答えました。
もう一つの請願(議会放映等の拡大と充実を求める請願書)に対する委員からの意見同様、「憲法で、議会に請願を出すことはできないこととなっている。地方自治法にも触れる」との趣旨の発言で、中身の審議はほとんどされませんでした。
結果として、「憲法や自治法は難しいから勉強する時間が必要だ」とか、「他市のホームページに載っているマニュアルについて勉強する時間が必要だ」・・・とかで継続審査となりました。
もう一つの請願も同様の理由だったのに「不採択」になり、こちらの請願は「継続審査」。一貫性のない判断がされました。
●今回の委員会での請願審議は・・・
反対した議員:
・髙松幸雄(公明)
・佐藤信男、石崎誠子、島田 浩、杉村義仁(最大会派)
・馬渕紀明(無会派)
(委員長:大宮吉満)
反対討論の趣旨は
・杉村議員:情報公開制度は、必要不可欠なものだ。しかし、今のままでよい。
・馬渕議員:情報公開を議会として進めていくことは当然だ。マニュアルは、市は整備していると言っている。情報公開ブースは慎重に進めるべきで、対応できているから今のままでよい。